近ごろ、都市部を中心に美味い日本酒と料理を提供する居酒屋が増えている。その理由のひとつは、嗜好の変化により日本酒の消費量が減少する一方で、業界関係者の努力により全国各地から“酔うためだけの日本酒”ではない “味わうための日本酒”が紹介されるようになったからだろう。味わうための日本酒は、都市部の消費者だけでなく飲食店経営者を刺激して、昨今の日本酒と料理を提供する居酒屋が増える流れを生み出している。
また、こうした居酒屋に集まる客層にも変化が見てとれる。日本酒が自慢の居酒屋と聞くと、男性客、もしくは男性にエスコートされた女性が集まるイメージを持つかもしれないが、実際には女性同士のグループで日本酒と料理を楽しんでいるケースが少なくない。女性が入りやすい雰囲気を店側が演出していることもあるが、そもそも「美味しい情報」をシェアする能力とコミュニティは女性の得意分野。自分にとって居心地の良い空間と判断したら、日本酒居酒屋であっても、好みのファッションのように使いこなすのだ。
そんな酒好き女性のナビゲータになってくれる雑誌が、双葉社より7月4日(木)に全国の書店で発売される『Bacchante(バッカンテ)』だ。お酒の女神が誌名になった女性記者による女性のための酒ライフスタイル誌で、今回の特集は「美味しく呑める『日本酒の店』121軒」である。どこよりも新しい首都圏の情報を提供する企画となっており、単純に新しい店舗を並べた特集ではなく、実際に編集部が目利きした店を紹介する事にトコトンこだわっている。
例えば神田の日本酒バル「酒趣(しゅしゅ)」や吉祥寺の立ち飲み「PLAT STAND 酛(もと)」、銀座の角打ち(酒屋の一角に設けられた立ち飲みスペース)「銀座君嶋屋」など比較的新しい店舗から、高円寺の日本酒酒場「天☆(てんせい)」や四谷三丁目の日本酒酒場「萬屋 おかげさん」、新橋の立ち飲み「信州おさけ村」など、男性の日本酒ファンも太鼓判の名店もラインナップしている。いずれも『Bacchante』の女性記者(飲兵衛)が、足と舌と肝臓をフル稼働して取材してきたガチ企画なので、日本酒にかなり詳しい女性が読んでも納得の保存版名店ガイドに仕上がっている。
また、女性同士で行くには敷居が高く感じる酒場の三大聖地、「大塚」「四谷」「武蔵小山」に在りながら、女性に優しい店や美味しい店を紹介するコーナーや、手軽で安くて美味しい家呑みレシピを名店の店主が教えてくれる「日本酒のアテ・レシピ」なども掲載。店舗によっては「ワイングラスに合う日本酒1杯サービス」や、「焼き味噌3種プレゼント」といった読者特典が用意されているのも、酒好き女性にとっては嬉しいポイントだろう。どの店に特典が用意されているかは読んでからのお楽しみ。
編集部の本気が全面に反映された『Bacchante』の価格は780円(税込)。女性同士で飲みに行く機会が多い人や、首都圏の最新居酒屋情報に興味がある人は、ぜひとも手にとって詳細を確認して欲しい。Bacchante
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