池田理代子による少女漫画の金字塔『ベルサイユのばら』の検定が、11月24日(日)に行われる。その公式問題集として発売されるのが、『ベルサイユのばら検定 公式問題集』だ。
『ベルサイユのばら』は、誰もが知る少女マンガの名作のひとつ。フィクションとフランス革命前後の史実を織り交ぜながら、男装の麗人オスカルや、フランス王妃マリー・アントワネット、オスカルに忠誠を誓ったアンドレ、秘めた恋心を抱えたフェルゼンなどの人生を濃密に描いたロマンス作品だ。連載時から人気を博したこの作品は、アニメや宝塚歌劇の舞台などにもなり、今なお熱狂的なファンを有している。
一方、40周年を記念して、貴重な原画やアニメのセル画、宝塚歌劇の舞台衣装など、約300点が一堂に集められた「ベルサイユのばら展」が昨年より全国の主要都市で順に開催中。どこも大盛況で予想をはるかに上回る人数を動員しているというから、いかにこの作品の人気が高いかが伺える。ちなみに今後は、札幌(8月22日~9月3日)と横浜(9月8日~10月14日)で開催されることになっている。
そんな絶大な人気を誇る『ベルサイユのばら』だが、検定では漫画の内容を中心に出題する3級と、漫画の内容とフランス革命前後の歴史とを出題する2級の試験が行われる。どちらも検定に受かるためには、まず漫画の内容を把握しておかなくてはならない。
そこで役に立つのが、明日23日(金)に発売となる『ベルサイユのばら検定 公式問題集』だ。検定の模擬問題をはじめ、漫画の内容をおさらいするのにバッチリなストーリーダイジェスト、各キャラクターのプロフィールなどがわかりやすくまとめられている。
模擬問題は3級、2級ともに40問ずつが掲載され、問題と解答には、該当する原作のページ数が集英社文庫『ベルサイユのばら』から記載され、さらに解説もついているなど、検定を受けようとする人には必須の一冊となっている。
また、2級に挑戦してみようという人のためにフランス革命史も掲載されており、改めて歴史の勉強をするのにも最適である。その他、巻頭の美麗なカラーグラビアや心に強く残るシーンを紹介した章など、ファンブックとして眺めてみるのもいいかもしれない。
「ベルサイユのばら検定」については、作者、池田理代子自身が「結構手強いようですよ」とコメントを寄せているように、試験には勉強が必要だと思われる。受験される方は、ぜひこの公式問題集で勉強してみてはいかがだろうか?
『ベルサイユのばら検定 公式問題集』(池田理代子プロダクション 監修)は定価1470円(税込み)で、学研パブリッシングから8月23日(金)より全国書店で発売。初版限定特典として、特製の3Dしおりも封入されている。
学研パブリッシング
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ベルサイユのばら検定
http://www.kentei-uketsuke.com/berubara/