自宅の部屋などをサロンにして、趣味などの教室を主宰する女性を「サロネーゼ」と呼び、女性の新しい生き方のひとつであることは以前にもPRONWEBでお伝えした通り。
サロネーゼカフェプロデューサーであり、“サロン道”の研究家であるハッピーキューブス代表のローズ麻生育子さんが、3月6日を「サロネーゼの日」に制定してから今年で3周年を迎えるが、それを記念したイベント「サロネーゼの日記念 Viva! Saloneze 2014」が3月8日(土)に二子玉川で開催される。
『女性の品格』の著者である坂東眞理子さん、元祖サロネーゼの今田美奈子さん、『ケイコとマナブ』編集長の根岸菜穂子さん、現在活躍中のサロネーゼなど豪華ゲストを迎えて行われるイベントについて麻生さんにお話を伺った。
― 「サロネーゼの日記念 Viva! Saloneze 2014」について教えて下さい。
- 麻生さん:
2年前に行ったイベントは、サロネーゼやサロンドーナ(サロネーゼのファン)向けのイベントだったのですが、3周年となる今回は一般の方にもぜひ参加していただきたいと思っています。
女性の多様な働き方を考えるイベントで、これから自分の“好き”をカタチに、専門や資格を生かして何かを始めてみたい方、始めてみたけれど難しいなと感じている方、もちろん既にサロネーゼとして活躍している方、働き女子の方、学び続けることでずっと輝き続けていきたいと考えている方、さらには輝く女性を応援したいという男性も大歓迎です。 - 会場は、サロネーゼ発祥の地である二子玉川にこだわり、カタリストBAホール(二子玉川ライズ)となりました。
- 第一部講演と第二部講演があり、最後に懇親会を予定しています。和素材パウンド専門店『くみぱうんど』オーナーパティシエールの小野公美さんによるスイーツをご用意します。
― 第一部講演は「副業プチ開業のススメ」、第二部講演は「新しい女性の輝ける生き方とは」とテーマが分かれていますね。
麻生さん:
第一部では、『ケイコとマナブ』編集長の根岸さんに、スクールで学んでから実際に働くための実践について講演をしていただきます。
そもそもは、『ケイコとマナブ.net』がプチ開業と資格を生かす特集を組みたいということで、私が連載(副業・プチ開業のススメ)のお声掛けをいただいたんです。
『ケイコとマナブ.net』のコアな読者層は30~40代の女性で、いざという時のため手に職をつけたいという意思を持って学ばれる方が多く、サロネーゼの世代と重なるんですね。最近の習い事としては、ネイルやヨガなどが人気で、また将来カフェを開きたいからと学ばれる方も多いそうです。 そのご縁で今回の講演をお願いして、快諾していただきました。根岸編集長は、様々なサロネーゼに取材をしていらっしゃって、取材を通して見えてきたこともあるそうなので、実践的な現場のお話をしていただく予定です。
さらに、現役サロネーゼであるエレガントライフ・コーディネーターの市川吉恵さん、Nail Salon Berenice主宰の大野彩夏さん、お菓子研究家の波毛英里紗さん、ベビーマッサージ講師の森田知子さんの4名の方にも講演していただきます。
ジャンルや年齢もバラバラなのですが、開業を考えている方にはとても参考になると思います。
第二部の坂東さんと今田さんは、既に1年前からご出演が決まっていまして、私も楽しみにしています。
第一部が実践的なお話であるのに対して、第二部は働くことの大切さ・意味など精神論的なものがテーマになります。「ママでもサロネーゼ」「いくつになってもサロネーゼ」という考え方のもとに、女性の多様な生き方やライフステージに見合った働き方についてお話していただきます。
坂東さんはご存知の通りキャリアウーマンとして活躍して来ていらっしゃいますが、実はサロネーゼの生き方に憧れているそうなんですよ。18世紀のフランスの貴族の暮らしのようなインテリアが大好きで、働かなくていいならそういう生活をしたかったという方です。
今田さんはサロネーゼ代表のイメージですが、実は常に時代を読んできたビジネスウーマンで起業家です。
子育てをしながらもスイスなど海外に留学して製菓を学んでいらっしゃるのですが、プライベートはほとんど表に出さないなど、70年代から徹底したセルフブランディングをしていらっしゃるんですよね。
イメージとは正反対の面をお持ちのお2人なので、その辺りも面白いと思います。
― 麻生さんも講演されますね。
麻生さん:
はい。ずっと学び続けて行くのがサロネーゼであり、働き方の多様性や“サロン道”についてお話したいと思っています。
サロン道というのは私が考えた言葉で商標登録もしているのですが、日本特有のユニークな女性のライフスタイルを指す言葉です。
おけいこ事というと、海外ではスキル取得のためですが、日本人の女性には自分を成長させるために学び続ける、華道や茶道のような○○道がメインにあると私は思っています。サロネーゼの先生でも、他の先生のレッスンを受けたりと勉強熱心です。
サロン道は、おもてなしの心を基盤としています。カルチャースクールの先生とサロネーゼの違いは何かと言うと、おもてなしの心なんです。
たとえば、お教室の雰囲気やテーブルセッティングなど、先生のライフスタイルの1部も含めて教えるのがサロネーゼです。そして、参加する生徒も、先生や他の生徒を慮りながら、お互い、おもてなしの精神をシェアしています。
― 最後に、参加者にメッセージをお願いします。
- 麻生さん:
- 女性の皆さんには、自分の輝く場所や、自分の専門を持つ大切さを知っていただけたらと思っています。
もちろん会社でバリバリ働くのもありですが、たとえば週末だけ好きなことを教える「週末サロネーゼ」の方もいらっしゃいます。働き女子とサロネーゼを線引きする必要はなく、女性はゆるくしなやかに生きていけることを上手く使って、色んな働き方を認め合う柔軟な考え方を身につけていただけるといいなと思います。
― ありがとうございました。
イベントの詳細はサロネーゼカフェのオフィシャルサイトを参照のこと。
会費は4000円で、参加はオフィシャルサイトの申込みフォームより可能。
【サロネーゼの日記念 Viva! Saloneze 2014】
「新しい女性の輝ける生き方とは」/「副業・プチ開業のススメ」
日時:2014年3月8日(土)13時20分~
場所:カタリストBAホール(二子玉川ライズ8階)
ゲスト:根岸菜穂子(『ケイコとマナブ』編集長)/坂東眞理子(昭和女子大学学長)/今田美奈子(洋菓子研究家・食卓芸術家)/ローズ麻生育子(サロネーゼカフェプロデューサー/サロン道研究家)/現在活躍中のサロネーゼ4名
定員:70名
会費:4000円(講演会3500円+交流会500円)
サロネーゼカフェ
http://www.salonezecaffe.com/
サロネーゼカフェFacebook
https://www.facebook.com/salonezecaffe
ハッピーキューブス
http://www.happycubes.jp/