ゴールデンウィークは“えのすい”でウミガメを身近に感じよう!

140418_enosui_01140418_enosui_02140418_enosui_03今年4月で開業10周年を迎えた神奈川県藤沢市の新江ノ島水族館。眼前に相模湾を望む絶好のロケーションで、相模湾を切り取ったような大水槽、クラゲや深海生物の展示、ストーリー性豊かなイルカやアシカのショーなど見どころの多い飼育展示を行う水族館だ。真冬以外に足を運んだ人であれば、ウミガメがのんびり暮らす屋外のプールも印象に残っているだろう。

そのウミガメのプールが10周年にあわせ「ウミガメの浜辺」としてリニューアルオープン。4月16日には地元の小学生を招待してオープニングセレモニーが実施された。
「ウミガメの浜辺」はウミガメがより暮らしやすい環境を目指して設計され、種ごとにスペースを分け、アカウミガメとアオウミガメが産卵のために上陸可能な砂浜を設けている。同水族館では既にアオウミガメの産卵および孵化の経験があり、今後の繁殖にも期待される新施設となっている。

今回のリニューアルでは来館者がよりウミガメの暮らしを身近に感じられるよう、プール上になだらかなスロープ状の観覧デッキを新設している。のんびり泳いだり日光浴したり、時には餌を食べるウミガメの姿を、これまでよりも間近で楽しめるのだ。
ちなみに屋外施設という特徴から、旧プールでは気温が下がる冬場は館内でウミガメを飼育展示していた。その点「ウミガメの浜辺」では、ろ過装置や加温装置を備えたので1年中ウミガメを屋外で眺めることが可能になっている。

観覧デッキのプレートには基本的なウミガメの解説だけでなく、飼育展示する個体ごとの性格まで説明されている点も興味深い。この解説によれば、同じアカウミガメでも気が強くて食欲旺盛だったり、ケンカをしかけられても向かっていこうとしない大人しい性格の個体がいるそうだ。
またアオウミガメの中でひときわ尻尾が長く目立つ存在の「シロ」は、警戒心が強く、人をよく観察していると説明書きがあったが、確かに子供たちをアクリル板越しに観察しているような行動が目立っていた。

ウミガメ好きなら誰でも気になる「ウミガメの浜辺」では、4月30日(水)までの期間中、毎日15時30分より“えのすいトリーター”が新展示の見どころや相模湾へやってくるウミガメについて解説するイベントを実施予定(荒天時は中止)。
タイミングが合えば魚や野菜を食べるウミガメも観察できるので、ゴールデンウィークは江の島観光に出かけてみてはいかがだろうか。

新江ノ島水族館
http://www.enosui.com/

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