本日より全国のコンビニでスタートした、UCC「攻メノ スーパーカー Lamborghiniコレクション」キャンペーン。2缶専用のボリューム感たっぷりのダイキャストカーがもらえるとあって、朝早くからコンビニ巡りを実施した読者もいるのではないだろうか。
筆者もいつもより早起きして20件のコンビニを巡り、何とかコンプリートを達成したがカウンタックやレベントンなど、人気の高い車種は早々に売り切れている店舗が多かった。
このキャンペーンが多くのファンから注目されている理由のひとつに、カウンタックがラインナップされている事があげられる。特徴的な“スイングアップドア(ガルウィングドア)”や “リトラクタブル・ヘッドライト”、その名称だけで未来っぽさを醸し出す“NACAダクト(NASAダクト)”など説明不要のカッコよさが与えられ、公道世界最速の称号を競いあった「フェラーリ512BB」などのライバルにも恵まれて、スーパーカーのアイコンとしての存在を不動のものにしている。
缶コーヒーのオマケファンなら良くご存じだろうが、ランボルギーニのダイキャストカーがもらえる2缶用キャンペーンは今回で3回目。今回を含め、延べ3回のキャンペーンで8種類のカウンタックが登場している。
しかも2011年8月のキャンペーンはUCCではなくBOSSで実施されていた。BOSSではゼンマイが仕込まれたプルバックカー、UCCはプルバックギミックが無い代わりに車体底面のディテールが再現されるという違いこそあるが、全体のディテールやボリューム感はBOSS版とUCC版で共通項が多い。カウンタックのミニカーとして8種類を並べるだけで、充実したコレクションが完成する。
当然筆者もBOSS版から集めているが、いざ8台のカウンタックを並べてみると同じ車種が1台も無い事に気が付いた。各ミニカーによるディテールの違いを比較したマトリックスを作成したので、拡大のうえ参照して欲しい。
ミニカーの世界では同じ金型で複数のボディカラーを展開し、バリエーションとする手法は当たり前だが、驚いた事にオマケにラインナップした8台のカウンタックは、どれひとつとして同じ金型を使用していないのだ。
これは缶コーヒーのオマケがキャンペーン開始にあわせ、通常のミニカーとは比較にならない数を一気に生産する事や、再生産する理由に乏しい事情に紐付いている。また、缶コーヒーの販促物であるため、同じ金型の色違いモデルが景品として魅力にかけるという企画側の心理も働いているのだろう。
その結果8台のミニカーを並べると、プロトタイプのLP400から最終型の25thアニバーサリーまで、カウンタックの進化の歴史を具現化する魅力的なコレクションが完成する。このヒストリーがBOSSとUCCという、2つの缶コーヒーブランドのコラボで実現する事実も興味深い。
重箱の隅を突けばカウンタックの後継モデルを目指した試作モデル“L150”や、フェラーリF40の対抗モデルとして試作された“エボルツィオーネ”などがあるが、それらは完全にマニアの世界。もはや販促キャンペーンの景品として相応しくないだろう。
たかが缶コーヒーのオマケと侮るなかれ。かつてのスーパーカーブームを経験した世代なら、ここまで楽しめるのがカウンタックのミニカーだ。
キャンペーンの開始を忘れていた、お目当ての車種が無くてあきらめた、そんなスーパーカーファンは今からコンビニチェックに出かけてみては如何だろうか。
UCC BLACK無糖
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UCC DRIPAR
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