「夏までにダイエット」「夏までに痩せる!」「夏ダイエット特集」、毎年この時期になるとあちこちで目にするフレーズであり、「ああ痩せなきゃ」と焦燥感に駆られるのも、もはや初夏の風物詩である。
ダイエットに取り組んでは失敗する、多くの人が経験していることだろう。ではダイエットに失敗する本当の理由は何だろうか? なぜ食べても食べても満足できないのか、それは意思が弱いからなのだろうか?
角川マガジンズ ブランドカンパニーから発売となった『食べるのを我慢できないのは、あなたの意志が弱いからではありません。』は、そんなダイエットの失敗について医学的な根拠を示した1冊である。
著者は、『世界一受けたい授業』の保健体育でおなじみ、順天堂大学に勤める現役医師の白澤卓二。
第1章では、「カロリー制限ではやせられないって知ってた?」と題し、お腹が減ったからではなく、脳を満足させるために食べているのではないか、それは脳の快感センサーの異常であると指摘している。
原因は、毎日の食事の中に潜み私たちの食欲を暴走させる「ドラッグ食材」であるという。そのメカニズムについて、最新医学研究をもとに、漫画付きでわかりやすく解説。なお、イラストおよび4コマ漫画は、漫画家でWEBクリエイターの森井ケンシロウが担当している。
「お腹がいっぱいになると眠くなる」「飲んだ後の炭水化物はやめられない」「スイーツは欠かせない」「丼ものが好き」「ストレスを食べて発散してしまう」、ひとつでも心当たりがあるなら、あなたの食欲は狂っているかもしれない。
そんな食欲と脳の根深い関係に気づくことができたなら、今までの食欲コントロールは変化し、必要以上には欲しないし、食べたいだけ食べても太らず、正しい食欲になるという。
『食べるのを我慢できないのは、あなたの意志が弱いからではありません。』は、ドラッグ食材がわかる食材メニューリスト付きで1296円(税込)。もうダイエットに失敗したくない人は手に取ってみては?
食べるのを我慢できないのは、あなたの意志が弱いからではありません。
http://www.kadokawa.co.jp/product/301308000746/