マルハニチロ株式会社は、2014年6月に全国の20歳~59歳の男女(有効回答1,000名)で、週に1回以上“家飲み”をしている人に対し調査を実施。家飲みの頻度や相手、お酒の種類、つまみ、家飲み中にしていることなどを聞いた。
■家飲みの頻度は?
『週に1日以上』飲んでいる人は35.5%。続いて、週に1日以上お酒を飲む人に、どこでお酒を飲んでいるのかを聞くと、居酒屋など外で飲むは20.9%、家で家族または一人で飲む人は88.9%、家で知人・友人と飲んでいる人は14.1%という結果となった。
■消費税増税の影響は?
消費税が増税された今年の4月以降、頻度が増えたか減ったか聞いてみた。外飲み・家飲みとも「変わらない」が最多回答。『増えた』・『減った』と回答した人に注目すると、外飲みは『増えた』10.3%、『減った』16.6%、家飲みは『増えた』17.6%、『減った』6.3%。家飲みは減った人より増えた人のほうが多くなっている。
■家飲みの相手は?
自宅でお酒を飲むとき、「一人で」が55.1%と最も多く、次いで「配偶者」42.0%、「親(または義親)」22.2%が続く。また、友人・知人と家飲みするときの最多は「同性の友だち」63.5%で、「会社の同僚・先輩・後輩」31.3%、「異性の友だち」19.7%、「恋人」17.4%、「子どもつながりの友だち(パパ友・ママ友など)」14.9%の順となった。
■家飲みの良いところは?
家飲みの良い点については「リラックスして飲める」88.8%が最多で、「外で飲むより安くすむ」78.1%、「(時間制限がないなど)のんびり飲める」64.6%、「(お店と違い)どの時間でも飲める」51.3%、「好きなTV番組を見ながら飲める」48.4%が続いた。
男女別にみると、女性では「服装やメイクを気にしなくてもよい」が55.0%と、半数以上が家飲みの良い点として挙げている。
■家飲みのお酒とつまみは?
家飲みのお酒、最多は「ビール・発泡酒・第三のビール」80.3%で、次いで「チューハイ・カクテル」54.8%、「ワイン」38.7%、「焼酎」37.1%、「梅酒・果実酒」32.6%が続いた。
男女別では、「チューハイ・カクテル」(男性45.2%、女性64.4%)や「梅酒・果実酒」(男性22.4%、女性42.8%)は女性のほうが飲んでいる割合が高く、特に、20代、30代の女性でその割合は高くなっている。
また、最も多かったおつまみは「食事のおかず」74.6%で、「菓子・珍味」62.3%、「スーパーのできあい品」49.3%、「おつまみとして作った一品料理」28.1%が続いた。食事とともにお酒をたしなむ人が多いようだ。
■友人との家飲み中にしていることは?
友人・知人との家飲みでは、「世間話」91.8%が最も多く、次いで「仕事の話」57.2%、「恋愛トーク」36.5%、「スポーツ観戦(TVで)」31.6%、「バラエティ番組視聴」30.1%が続いた。
男女別にみると、「恋愛トーク」は男性26.5%に対し女性では46.3%になり、特に、20代女性では72.4%になりました。また、20代男性では「テレビゲーム」が20.6%と5人に1人の割合となっている。性別や年代によって家飲み時にしていることは異なるようだ。
■家飲み中のハプニングは?
友人・知人との家飲み中に経験したハプニングで最も経験者が多かったのは「誰も片付けをせず帰ってしまった」15.3%で、次いで「ホスト宅の家を汚した・壊した」13.8%、「参加者がいつまでも帰らなかった」13.5%が続く。
また、「誰かがトイレで鍵をかけたまま眠ってしまった」6.4%や「ホスト宅の家族が突然参加してきた」3.1%といったお茶目なハプニングを経験した人もいれば、「騒ぎ過ぎて近隣住民から苦情がきた」7.2%、「怪我人が出た」2.7%といった、あまり良くないハプニングを経験した人もいる。
さらに、「カップルができた」3.3%という人おり、友人・知人との家飲み中には様々なハプニングが起こっている様子が窺える。
■家飲みに関する意識は?
「家飲みは、ストレス発散になっている」は62.6%で、6割強の人が家飲みによってストレスを発散させている。また、「上司に家飲みに呼ばれたら、正直、困る」は、有職者の57.8%が同意を示した。
■一緒に家飲みしたい有名人は?
最後に、一緒に家飲みしたいと思う有名人を自由回答形式で聞いたところ、1位は34件で「明石家さんま」、2位は僅差の33件で「福山雅治」、3位は22件で「タモリ」さんとなっている。やはり、楽しく飲めそうな芸能人が家飲みでも人気となっている。
マルハニチロ株式会社
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