「デジタル・ダイエット」をご存じだろうか。ITへの依存が高く、生活が圧迫され、ストレスを感じている人が、生活の中からITへの依存をスリム化して、生活バランスを整えることである。
現代人にとって、もはや電話やメール、TwitterにFacebook、LINEなどのSNSは必要不可欠であるが、たとえば「会話の最中に、スマホをチェックしたい衝動に駆られることがある」「自分が経験したことも、FacebookやTwitterに投稿しない限り、現実に起きたことと感じられない」「家族が同じ部屋にいても、それぞれがネットやメールをしていて会話がない」、こういった自覚症状があるならあなたは既にテクノロジー依存症かもしれない。
8月30日に発売となった『デジタル・ダイエット 28日間でIT中毒からぬけだす方法(ダニエル・シーバーグ著)』は、28日間4ステップのエクササイズで、自分のデジタルライフを振り返り、“デトックス”し、リアルな人生をより良いものにしていく方法を紹介している。
具体的には、「Re: Think(再検討)」「Re: Boot(再起動)」「Re: Connect(再接続)」「Re: Vitalize(再活性)」の4つのセクションに分かれており、Google メディア・アウトリーチ責任者でもある著者が様々なアドバイスを行う。またダイエットをより効率的に行うためのスマホアプリ、エクササイズの紹介も行う。
本書は決して「デジタル断食」を推奨するものではない。デジタルは、現代の生活に欠かせないものではあるが、いつの間にかデジタルに振り回されてはいないだろうか? 「既読」になっているのにがレスポンスがない、Facebookは更新しているのにメールの返事が来なくてやきもきする…… 思い当たる節のある人もいるかもしれない。
本書では、そんな毎日を一度リセットし、デジタルをスマートに使いこなす側になろうと提案している。
長年IT関連の記者をつとめ、ITを愛する著者だからこそ書ける、バランスの取れたデジタルとのつきあい方とは? ぜひ本書を参考に、家族や友人と一緒にチャレンジしてみてはいかがだろうか。『デジタル・ダイエット 28日間でIT中毒からぬけだす方法』は、1200円(税抜)でアンダーザライトより発売中。
『デジタル・ダイエット 28日間でIT中毒からぬけだす方法』
http://www.underthelight.jp/utl_news/2014/09/_28it_28it.html