冬の風物詩としてすっかりおなじみ、カピバラの露天風呂。その元祖とも言える伊豆シャボテン公園では、10月22日(水)に開園55周年を迎えることを記念して、「カピバラの露天風呂」展示場のリニューアルを11月22日(土)から実施する。
このリニューアルは開園55周年記念のメイン事業であり、32年もの歴史ある「カピバラの露天風呂」を従来よりも「もっと自然に」「もっと身近に」感じられるようにするもの。
まず、昨今の「カピバラの露天風呂」人気の上昇に伴う観覧者数の増加と安全管理の観点から、階段状の観覧スペースを設け、多くの観覧者に安全に楽しんでもらうようにする。
さらに、冬でも緑が保てるように冬芝と南米原産のブラジルヤシを植栽し、コンゴウインコを合同展示することでカピバラの故郷である南米の自然に近づける。
伝統の岩風呂は、自然の中にある風景をイメージして大岩を配置し、岩の上からはお湯が自噴するような演出を施す。そして場内の高低差を減らし、観覧スペースから露天風呂までは最も近いところで約1メートルと、観覧者の手が届きそうな距離感を実現し、臨場感を高める予定。
11月22日からはリニューアルした「元祖カピバラの露天風呂」を見ることができるが、工期終了まではブラジルバク展示場の隣に設けられた仮設展示場にてカピバラファミリーを見ることができる。
この冬は、いっそう賑やかなカピバラの露天風呂を見ることができそうだ。
伊豆シャボテン公園
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