日本人が好きな果物の上位に必ずランクインするりんご。美味しいだけではなく、「1日1個のりんごで医者いらず」ということわざがあるように、インフルエンザや風邪で体調を崩した時には強い味方でもある。
この時期は店頭に様々な品種が出回っているが、日本一のりんごの産地である青森がイチオシなのは黄色いりんごだ。赤いりんごほど知られていないが、たとえば「王林」「金星」「きおう」「トキ」「シナノゴールド」「星の金貨」「ぐんま名月」など、新品種も数多く販売され、味のバリエーションも多様。
黄色りんごの特徴としては、酸味が少なく甘くてジューシーなこと。食べると幸福な気分になるから、まさに“幸福の黄色いりんご”と言えるだろう。
また、黄色品種は葉摘みなどの着色管理に手間がかからないため、高齢化や労力不足が進む農家にとっても“幸せ”なのだそう。
そんな黄色りんごの中でも、「王林」と「ふじ」という二大品種を両親に持つゆえに期待のエースとされているのが「トキ」。さわやかな甘みと香りが特徴で、シャキシャキとした食感が支持されている。
青森県農村工業農業協同組合連合会と組み、毎年りんごジュースを期間限定で販売しているJR東日本ウォータービジネスでは、注目の「トキ」のストレートジュースを発売した。今シリーズは「つがる」「トキ」「王林」「ふじ」の4品種を発売する。
第1弾のつがるは昨年の11月より発売しており、2015年1月27日からはトキが発売となった。今後は順次、切り替わっていく。
前回のシリーズでは、同じく黄色りんご「王林」のジュースが絶品だった。このシリーズの魅力は、搾汁の際に空気に触れない状態で絞る「密閉搾り」という特殊製法である。りんごそのもののコクと芳醇な香りを存分に堪能できることが美味しさの秘密だ。「王林」は、黄色りんごの特徴であるジューシーな甘みが口いっぱいに広がり、最後にほんのりと酸味が残るという、爽快な後味が印象的だった。
新作のトキも期待して飲んでみたのだが、バランスの良い甘さと酸味はこちらも同様。ただ、王林に比べると酸味は控えめだ。引き続き、今年も「王林」「ふじ」が続々と発売になるので要チェックである。
「青森りんごトキ」は280mlで160円(税込)。JR東日本のエキナカ自販機“acure(アキュア)”、NEWDAYSのほか、「えきねっと」にて販売中。通勤前の朝食代わりに、移動中の気分転換や栄養補給にもいいだろう。
acure made 青森りんご トキ
http://www.acure-fun.net/products/acuremade/apple/index.html
えきねっと(株式会社JR東日本ウォータービジネス)
http://www.eki-net.biz/wb/top/CSfTop.jsp