2年に1度の自動車の祭典「東京モーターショー」には、毎年自動車以外にも興味深い技術や製品が展示されている。
ホンダブースで展示されていたポータブル蓄電機「E500 Battery Inverter Power Source」も、自動車メーカーが有する技術を活かし、ライフスタイルを豊かにしてくれそうなアイテムだ。
重さ約6kgのE500を端的に表現するならば、約6時間の充電で1時間の連続動作が可能な“持ち運びができるコンセント”と言ったところか。
50年以上にわたって携帯発電機の研究開発を行ってきたホンダのノウハウが活かされた蓄電機で、災害時の非常用電源としてはもちろんのこと、クルマに載せて出かければ、アウトドアで家電製品を使ったり、アンプを繋いでギターを楽しむことも可能。燃料を使用する発電機に比べて音は出ないし排気ガスも無いからテントの中で使用しても苦にならない。
旅先の朝市で新鮮な野菜を手に入れ、クルマに積んでおいたE500とミキサーでグリーンスムージーを作る…… なんと贅沢なことだろう。
アイデア次第で無限の使い方が生まれるE500は、2016年の発売に向けて開発中とのこと。価格は未定。電気とは切っても切り離せない現代的な生活をおくる人々には、ちょっと気になるアイテムではないだろうか。
東京モーターショー
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