マツコ・デラックスが出演する日テレ系『月曜から夜ふかし』で取り上げられ、じわじわと再注目されている話題のコミック『翔んで埼玉』(宝島社)をご存知だろうか。その内容が、埼玉をディスり過ぎていると衝撃を呼んでいるのだ。
作者はあの『パタリロ!』の魔夜峰央。『翔んで埼玉』は、1月の重版をもって、復刊漫画としては異例の累計30万部を突破する。
『翔んで埼玉』は、1986年に刊行された『やおい君の日常的でない生活』に収録されていた作品で、主人公である埼玉育ちの美少年が東京都民の埼玉弾圧に立ち向かうという、埼玉を題材にしたギャグマンガ。
マンガレビューサイト「このマンガがすこい!WEB」の選者から復刊を望む声が多数あったことから、同サイト編集部が作者の魔夜氏に提案し、約30年ぶりに復刊が実現した。
注目されているのは、 「埼玉から東京に行くには通行手形がいる!」「埼玉県民にはそこらへんの草を食わせておけばいい!」「埼玉狩りだー!」といった埼玉をネタにした台詞の数々。SNSなどで話題を呼び、『月曜から夜ふかし』を始め、多数のテレビ番組で取り上げられた。
予想を上回る予約があったため発売前に重版が決定し、25000部予定のところを20万部に増刷。売れ行き好調のため、さらに重版にいたったとのこと。異例の売れ行きを見せる話題のコミック、著者のコメントは以下の通り。
著者・魔夜峰央(まや・みねお)氏コメント
「当時埼玉に住んでおり、埼玉の人の感性が自分に乗り移って描いたのだと思います。ただ、現在は神奈川県在住なので、よく思い出せません。人気が出ていると聞いて、なぜ今なんだろうと、不思議でなりませんね。当時はなんの反応もなかったので、嬉しい交通事故みたいですね。こんなのはじめてです。埼玉の皆さん、どーもすみません。」