スタジオジブリと言えば、最近では「ジブリの大博覧会」が大盛況であったり、スタジオジブリ総選挙で『千と千尋の神隠し』が1位になるなど、常に話題を提供してくれる。
また9月17日から公開される最新作『レッドタートル ある島の物語』は第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門特別賞を受賞。いままでのスタジオジブリ作品とはひと味違い、フランスで制作された楽しみな作品である。
今回発売される『スタジオジブリ大解剖』は、いまや日本のアニメーション界をリードするスタジオジブリのこれまでの作品を振り返ることができるスペシャルな一冊だ。
特に作品をヒロインという視点で紹介し、単なる作品カタログになっていないところが面白い。また作品世界を作るのは、背景やメカニックなどの美術設定であるという観点から、スタジオジブリの作品の中から個性的な設定、「腐海」や「ラピュタ」、「油屋」などを紹介。
また宮崎駿作品には欠かせない様々な飛行メカなど多数紹介している。
そのほか、これまでのジブリ作品のポスター集やキャラクター名鑑、ジブリ映画を作った職人たちのインタビューなど盛りだくさん。
また『レッドタートル ある島の物語』の特集に加えて、特別付録としてポスターがついているのが嬉しい。大好きなジブリ作品に会える、ジブリ作品をもう一度見たくなる、スタジオジブリファンならずとも持っていたい保存版の一冊である。
三栄書房ではこれまでも大解剖シリーズとして、『クルマ漫画大解剖』『松本零士大解剖』『キン肉マン大解剖』などを発行。三栄書房『スタジオジブリ大解剖』は価格907円(税別)で9月15日より全国書店、コンビニエンスストアで発売中。
スタジオジブリ大解剖
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