IT機器など設備を導入する際に何を基準として判断しているだろうか。先日、カシオ計算機株式会社から、IT機器購入に関する調査結果が発表された。この調査は企業や教育現場でプロジェクターを購入する際に重視するポイントと、実際に購入した後の「使い勝手」の課題を調べたものだ。
会議やミーティングなどで当たり前のように利用されているプロジェクターだが、
購入の際は何を重視して選定しているのだろうか。
調査結果によると、導入機器選定で重視するポイントの上位は、「価格の安さ」、次いで「品質や信頼度」、そして光量・解像度などの「見やすさ」となっている。
では、導入後はどうだろうか。使用中に感じた不満点を聞いてみると、購入決定の際には表れていない項目が不満として上位を占め、しかも「よくある」と「ややある」の合計は約8割近くという高い数値になっている。
購入時に重視しているポイントと、実際に使ってみての感想に大きなギャップがあるのはなぜなのだろうか。
プロジェクターの場合、使い勝手の不満の第一は点灯時間の遅さであることが分かった。
「点灯時間」は購入の判断ポイントとしてはさほど高くはない。それは、点灯時間が遅くて当たり前と思われているからかもしれない。
多くのプロジェクターで光源としている水銀ランプはスイッチを入れてから通常の明るさになるまで30~40秒かかる。しかし、現在ではLEDやレーザーを光源としたプロジェクター登場し点灯時間も数秒で済むという。多くの人が不満に思っているプロジェクターの「点灯時間」を解消する選択肢があるにも関わらず気づかれていない。
試しに、LEDとレーザー光源のプロジェクターを利用してみた。利用したプロジェクターはCASIO製のLEDとレーザーを光源とした機種( XJ-V100W)。パソコンに接続してスイッチを入れると、すぐに画面が立ち上がり「イライラ」を感じない。
また、画面が必要ないときはオフにし、必要に応じてすぐに使えるためファンの音や熱を我慢することもない。テレビ感覚でプロジェクターを利用できることは予想以上に快適なことだ。レスポンスの良さは、会議やミーティングの活性化や効率向上、そして仕事を変えていくという大きな付加価値を創出する可能性を感じた。
気になる購入価格だが、CASIO製のLED&レーザー光源のプロジェクターは、同等の明るさの水銀ランプ光源の製品より割高になるという。
しかし、CASIO製のLED&レーザー光源の寿命は水銀ランプに比較して約10倍(約20,000時間)あり、消費電力も水銀ランプに比べて45%低い。購入価格が割高でもトータルコストではLED&レーザー光源のプロジェクターのほうが低くなる可能性がある。
今回の購入調査結果は、プロジェクターに限らず、日常的に利用するIT機器の導入の際は価格やブランドイメージより、使い勝手やトータルでのランニングコストを重視する必要性があることを示唆しているのではないだろうか。
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※調査概要
調査実施:カシオ計算機株式会社
調査期間:2017年6月26日~6月28日
調査集計:2017年6月29日~7月10日
調査対象:ビジネスパーソン(社員・契約社員)400名
教育関係者(学校・塾・語学教室等)400名
<3か月に1回以上プロジェクターを使用している方対象>
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https://casio.jp/projector/