2020年1月10日(金)~12日(日)の3日間、千葉県・幕張メッセにおいて、令和初となる「東京オートサロン2020」が開催され、来場者数を更新して12日に終了した。
初日の関係者招待日は、小春日和の温かさに恵まれ、特別公開日にもかかわらず、8万人以上を動員。翌11日からの一般公開日は、11日、12日共に昨年度の動員数を上回り、結果前年比101.6%増の336.060人を数え、過去最多の動員数となった。
その中身はというと、車両出展台数は前年の906台に対し、今回は800台と100台以上も少なくなったものの、出展者数は438社と前年より12社増え、各社のブース装飾やアトラクションとともに、より多彩な展示内容となり、来場者の滞在時間も伸びたのか、閉場時間までほぼ満員の状態が続いていた。
一般公開日の開場時間は9時だったが、8時頃にはすでに長蛇の列。開場後にその列は最寄り駅まで伸び、セキュリティのための荷物検査とも相まって、混乱はなかったもの、入場まで1時間以上並ぶ場面も見受けられた。
出展車両は少なくなったものの、そのクオリティやカテゴリーの広さは年々見るものを飽きさせない。今回も、カスタムカーだけではなく、クラシックカーやネオクラシックカー、ホットロッドなど多彩な車両展示。SUZUKIではマリンレジャーをコンセプトとして、ドレスアップカーに並んで、バスボートも展示されていた。
カスタムもここまで来ると新型車開発に近くなるのか。クラシックカーのボディに高出力エンジンを移植したり、時代を反映してネオクラシックカーがEVに変貌した。
東京オートサロンでは、レースやラリーも切り離せない。カスタマーとなっている企業のブースでは、2020レース参戦発表や、パーツメーカーやケミカルメーカーなどのブースでも各カテゴリーのマシン展示があり、屋外ではラリーカーやドリフトマシンのデモ走行も行われていた。
東京オートサロンは、単なる技術展示、販売だけではなく、モーターショーに代わり、その役割も年々重要になってきている。
例えば、モーターショーに出展しなかった海外メーカーのマクラーレンがオートサロンに初出展で開催前から話題になり、アストン・マーティンは新車DBXを、シボレーは昨年末にミッドシップエンジンとなり話題になったコルベットの日本初披露の場をこの東京オートサロンに選んだ。日本メーカーでも、SUBARUでレヴォーグ STIコンセプトを発表した。
別の重要度でいうと、協賛のトミカ、BBSジャパンのBBSブランドは50周年をこの東京オートサロンでスタートさせた。
様々なコスチュームで彩を与える東京オートサロンおなじみのコンパニオン、キャンペーンガール。
アトラクションやショーも充実。各ブースで体験コーナーやトークショー、即売会、抽選会が行われ、イベントホールではWANDS、
広瀬香美、サンプラザ中野くんのライブステージも行われた。
その他 昨年話題をさらったラグビーW杯で、オールブラックスのサポートを行う三菱デリカD:5のボンネットに選手のサイン。
コンピューターでおなじみのhpもドライブレコーダーで出展。
次回東京オートサロン2021は1月15日(金)~1月17日(日)の3日間、幕張メッセで開催予定。