特別課外授業　“子どもたちみんなが発明家”「発明アイディアワークショップ」を北海道　芽室町で開催

by PRONWEB | Posted on 2023-01-272023-01-27

相原先生の授業風景　

カシオ計算機の創業者の1人で世界初の小型純電気式計算機を発明した樫尾俊雄の数々の業績を展示・公開している樫尾俊雄発明記念館は、2017年から全国各地の小学校や塾、学童施設などからの要望により「発明アイディアワークショップ」に関する課外授業を行っている。

今回は、冬休み期間中の北海道川西郡芽室町にある「めむろ西こどもセンター」と「めむろこどもセンター」の1年生から6年生の児童に向けて2日間の課外授業を実施した。

　この「発明アイディアワークショップ」は、カシオ計算機の社員が小学校や塾に赴き、世の中にまだないものを生み出す「発明」の考え方や発想のヒントなどを一緒に学んで、発明の楽しさ、人の役に立つモノを考え社会貢献に通じる喜びを体感してもらうものだ。
講師を務めたのは、カシオでBABY-Gの開発を担当している「相原ゆか里」さん、コロナ過で3年ぶりとなった課外授業にやや緊張気味に授業を進めると、芽室町の元気な子どもたちからの質問や北海道ならではの「人の役に立つアイディア」の多さに圧倒されながらも、楽しそうに授業を進めていた。
授業方法は、

①ひとりで泣いている子どもの役に立つモノ
②学校にかようこどもの役に立つモノ
③朝おきられないこどもの役に立つモノ
④畑しごとする人の役にたつモノ

これら4つの中から、自分自身が選んでアイディア出しを行い、それを絵にするというもので、子どもながらの様々なアイディアが出てきた。

授業風景

アイディアを描いている

北海道ならではのアイディアの一つに、小学2年生の女の子が「畑しごとをする人の役にたつモノ」という題材で、重い荷物の持ち運びや腰をかがめて荷物を持ち上げたりするのに両腕にバネ仕掛けのアームを装着し、少しの力で荷物の持ち運びができると言う発表を聞いて、子どもながらに北海道の農家さんを思いやるアイディアに思わず相原先生もなるほど、とうなずく場面もあった。

バネ仕掛けのアームサポート

この課外授業に参加した子どもたちも、「こんな楽しい勉強は初めてです。僕も将来は、人の役に立つモノを発明して有名になりたいです」、「最初は難しそうで嫌だったけど、だんだん楽しくなって、最後は意見が発表できて皆から拍手をもらえて嬉しかったです。またやってみたいです」、「雪かきは大変なのでもっと楽にできるような研究をしたいです。自分では思いつかない事を他の人から聞けてためになりました」や「YouTuberになって人に役立つ発明品を紹介したい」など、子どもたちがしっかりとした気持ちを語ってくれた。

みんなのアイディア

それぞれのアイディア

また芽室町の学童の指導員の方々も、この授業に一緒に参加して子どもになりきり、人の役に立つアイディアの絵を描き発表したのが、とても楽しそうだった。
芽室町役場の学童担当の子育て支援課長も、「子どもたちの楽しそうな笑顔を見ていると、また、このような授業をしに来てもらいたいです」という感想を語ってくれた。

2023年度も、「発明アイディアワークショップ」を行う予定なので、子どもたちに人の役に立つモノを考える子どもたちを育てたい保護者の方々は是非、授業の希望を出してはどうだろうか？
授業が行える教室や場所を用意してもらえれば、日本全国どこへでも出かけて授業を行うそうだ。申し込みは、子どもたちみんなが発明家の事務局
（https://hatsumeicontest.jp/workshop/index.html）へメールで申し込みしよう。

さらに、樫尾俊雄発明記念館では「樫尾俊雄発明アイディアコンテスト」も開催しており、 2022年には5回目を迎え、全国19都道府県から多数の応募があり、高学年の部ではSDGｓを意識した海をキレイにする作品、低学年の部では、昨年ニュースで話題となった保育園児がバスへの乗ったまま忘れられた経験を持つ子が自分の経験をアイディアにした作品などクオリティの高い作品が最優秀賞を受賞した。
2023年も開催予定なので、人の役立つアイディア考えて応募してみるのも良いだろう。入賞すれば副賞としてCASIOの電子辞書やG-SHOCK、BABY-G、電卓など、アイディアを絵にするだけで豪華な賞品がもらえるチャンスがあるぞ。
詳しくは、公式HP 　https://hatsumeicontest.jp/　を確認しよう。

◆めむろ西こどもセンター（みらい）