年末年始は最大9連休ということもあり、旅行や遠出、初日の出や初詣などのイベントごとを考えているなら、天気が気になるところだ。日本気象協会が提供する、2014年から2015年の年末年始の天気に関する情報(JWA10日間予報)によれば、12月27日(土)は晴れるところが多いが、28日(日)と29日(月)は急発進する低気圧の影響で全国的に荒れた天気となる見込み。北海道東部では猛吹雪となるため、警戒が必要だ。
また30日(火)から1月4日(日)にかけては年越し寒波で冬型の気圧配置となる日が多く、日本海側の地域では雪が降り続く見込み。一方、太平洋側の地域では晴れるところが多く、元旦は初日の出が期待できそうである。
■北海道・東北、北陸~九州北部(日本海側)
27日(土)は移動性高気圧に覆われて、晴れる所が多いと予想。28日(日)から29日(月)にかけては低気圧が通過する影響で雨となり、北陸や東北は標高の高いところで、北海道では平地でも雪になる見込み。
特に、北海道東部では猛ふぶきになりホワイトアウトが発生して視界がかなり悪くなる恐れもあるため、荒天時の車の運転や外出は控えた方が良さそうだ。
30日(火)から1月4日(日)は年越し寒波の影響で、北海道から北陸を中心に、雪や雨の降る日が多くなると予測。特に30日(火)から1月1日(木)は冬型の気圧配置が強まり、大雪や強風、ふぶきによる交通障害に注意が必要だ。
■関東~九州南部(太平洋側)
27日(土)は移動性高気圧に覆われて、晴れる所が多いと予想。28日(日)から29日(月)は、低気圧が急発達しながら日本付近を通過するため雨となり、風も強まる見込み。甲信地方や関東北部の標高の高いところでは、雪になるところも。
30日(火)から1月4日(日)にかけては、広い範囲で晴れる日が多くなる見込みだが、平年より気温が低い日が多く、冷え込みが厳しくなる日も。
なお、1月3日(土)は東京で雪が予想されているが、降っても弱く、大雪になる可能性は小さい。
■南西諸島
27日(土)と28日(日)は低気圧の通過に伴い雨、29日(月)から1月1日(木)にかけては特に大きな天気の崩れはなく晴れまたは曇りとなる見込み。1月2日(金)から4日(日)は、再び雨の降りやすい天気となりそうだ。気温は、平年より低くなる日が多く、朝晩を中心にヒンヤリと感じる日も。
■初日の出
1日(木)の朝は、太平洋側の地域で広く晴れる見込み、南西諸島でも概ね晴れると予測されるので、初日の出が期待できそうだ。
日本(離島を除く)で最も初日の出の早い犬吠埼(千葉)や、東京スカイツリーからも、太平洋から昇る初日の出が見られると期待できるが、日本海側の地域は雲が広がり、初日の出を見ることは難しそうだ。
※本情報は2014年12月25日時点の予測。最新の気象情報は、日本気象協会の天気予報専門サイト等で確認のこと。
日本気象協会の天気予報専門サイト
http://tenki.jp/