2014年も残すところわずか。12日には毎年恒例の「今年の漢字」が発表予定だが、今年1年を振り返ってどんな出来事が印象的だっただろうか。
ユーキャンが2015年のトレンド予測と資格取得に関する意識調査を実施し、20~40代男女997名に回答を得たところ、「2014年に起きた出来事のうち、印象に残ったもの」で「文化・スポーツ・自然/科学技術」部門の1位は「STAP細胞騒動」(63.1%)、2位が「御嶽山噴火」(62.0%)、3位が「西アフリカエボラ出血熱流行」(42.5%)となった。
また、同じく「政治・経済」部門では、「消費税が8%にアップ」(80.2%)が他を大きく引き離してトップになり、2位は「野々村元議員の号泣会見」(50.6%)であった。
2015年に話題になりそうなことについては、文化・スポーツ・科学技術面のトピックでは「エボラ出血熱の流行」が1位(54.4%)で、2位は「北陸新幹線の長野~金沢間が開業」(24.1%)、3位は「自動」運転車(自動運転システム)」(18.8%)となった。
一方、政治・経済面については、77.9%が「消費税10%引き上げ論議」と回答してトップに。続いて2位に「物価上昇」(35.0%)、3位に「配偶者控除/手当の見直し」(26.6%)となった。エボラ出血熱、消費税アップについては2014年から多く報道されてきたが、引き続き目が離せないニュースとなりそうだ。
さらに、「2015年の家計の変化」について調査したところ、「支出が増える」と回答した人が49.8%とほぼ半数となり、節約に関しても「より節約に励む」と回答した人が58.4%と過半数に達し、増税や各種値上げで支出がどうしても増えるため、財布の紐を固くする人が多いという結果となった。
「暮らし向き」についても、「悪くなる」と答えた人(40.9%)が、「良くなる」と答えた人(10.2%)の数を上回った。消費税の増税、円安、物価高など支出の要素が多いのに、所得はなかなか増えないため、堅実に資産管理をしていこうという姿勢が垣間見える。
これらを踏まえ、2015年に取っておくと武器になりそうな資格については、トップが「ファイナンシャルプランナー(FP)」、2位が「TOEIC」、3位が「ケアマネジャー」、4位が社会保険労務士」、5位が「簿記」という結果となっている。家計予測が厳しい中、将来に向けて適切なライフプランニング、資産設計ができるFPが最も多くの票を集めた。
実際、直近1年間での合格者からは、「節税ができた(広島県・30代・男性)/ニュースの見かたが分かるようになった(愛知県・20代・男性)/普段の生活の中の、お金に関連する部分で役立っている(愛知県・40代・女性)」などの感想が見られたとのこと。2015年は何か資格を取ろうと考えているなら、これらの結果を参考にしてみては?
2015年に武器になる資格は?
http://www.u-can.co.jp/2015shikaku