クリスマスまであとわずか約1ヶ月。クリスマスシーズンと言うとコンサートやディナーショーなど様々なイベントが開催される華やかなシーズンだ。そんな世界中が盛り上がるクリスマスになんとも変わったライブが行われるという情報が編集部に入った。
今年7月にも開催されたというそのライブは、キリスト教聖職者である牧師たち4人によるロックバンド「牧師ROCKS」と、四谷の「坊主バー」のマスターである僧侶の藤岡善信さんが率いる「坊主バンド」の夢の共演だ。なぜこの一風変わったライブが実現したかと言うと、1人の牧師の強い思いから始まった。
今年5月に「牧師ROCKS」が結成されてから、牧師ROCKSの関野和寛さんは、更なる何かを求めていたという。折よく関野さんは、仏教界の中に「坊主バンド」の存在を知った。そこでバンドのリーダーであり「坊主バー」のマスターである藤岡さんと連絡を取り、神の導きと仏の導きが交錯したのか互いに「是非やろう!」と夢の共演が実現したのである。
ライブハウスを貸切り『激突 牧師ROCKS vs. 坊主バンド‐平和への共闘‐』と題したイベントを行ったのだが、蓋を開けてみると超満員でチケットも売り切れ。坊主バンドのタブーを恐れず、人間の真実を歌う姿に会場は爆笑の渦。あくまでもハードロックにこだわる牧師ROCKSのリズムにオーディエンスは揺れ、最後は牧師と坊主全員がステージに上がりエルビスプレスリーのカバー『can’t help falling with you』を演じライブは終了。
不思議と全ての人が笑顔と歓喜に満たされていたという。当日の様子は、ロイター通信によってBBCニュースをはじめ世界中のニュースにもなった。
そんな世界を震撼させた牧師と坊主たちが、12月に再びライブハウスのステージに上がる。タイトルは『牧師ROCKS vs坊主バンド クリスマススペシャル‐法要ライブ・法輪ナイト・祭礼ナイト』。吉祥寺クレッシェンドにて開催、定員は150名ということなので予約はお早めに。予約受付は、名前・チケットの枚数・電話番号を明記の上、メールにて行う。
天国か極楽浄土かどちらかは分からないが、2013年の締めくくりとして、ぜひ訪れてみては如何だろうか?
ちなみに「坊主バー」は、僧侶が運営するバーである。浄土真宗の僧侶により運営されているが、他宗派の僧侶も在籍しており、宗派を問わず仏教に縁のあるスタッフと気軽に話をすることができるとのこと。仕事帰りのサラリーマンやOL、または遠方から泊りがけで来る人や、海外メディアに紹介されることも多いため、外国のお客さんも多い。短い法要と法話が行われ、リクエストにより僧侶がテーブルに同席して一緒に話をしたり、カウンター越しに人生の悩み相談に答えてくれたりもすることも。
また、関野さんが働いているルーテル東京教会でも月2度第1第3水曜日に「牧師カフェ」を行っている。「牧師カフェ」でも自由な雰囲気で牧師と話ができる。
ライブはハードルが高いと思う人は、まずは「坊主バー」「牧師カフェ」を訪れてみよう。
■牧師&坊主クリスマススペシャル
「法要ライブ・法礼・法輪ナイト」
日時:2013年12月12日(木) 会場:吉祥寺クレッシェンド
◆Open 18時30分 / Start 19時30分
◆出演:
坊主バンド:藤岡善信(坊主バーマスター)and more Bozes
関野和寛&市原悠史(牧師ROCKS)
ルーテル学院大学聖歌隊+河田優チャプレン
■チケット料金:前売 \2000+Drink500円 / 当日 \2500+Drink500円
定員150名ですのでご予約はお早めに。
予約受付は、お名前・枚数・電話番号を明記し(boxiandbozes@yahoo.co.jp)まで。
※なお当日は主催者の意向により会場内は禁煙となります。
坊主バー(スペシャルライブの詳細はこちらから)
http://vowz-bar.com/
ルーテル東京教会(牧師カフェ)
http://www.jelc-tokyo.org/