第2次バイクブームの影響を受けた40~50代を中心に、近年増えているのがリターンライダーである。若い頃にバイクに乗っていたものの、仕事や結婚などの理由でやむなくバイクから離れることになってしまった彼ら。しかし子供も手を離れ自由な時間や経済的な余裕ができた今、彼らが再びバイクに戻ってくることはごく自然の流れである。
バイクライフの楽しさや、バイク市場の動向を広く社会に発信することを目的に活動を行う「バイク王 バイクライフ研究所」は、バイク文化の啓発活動の一環として、このようなリターンライダーが多く含まれると想定される40代、50代を含む全国822名の現役ライダーを対象に、インターネットによるバイクライフの意識調査を実施、その結果を発表した。
今回の調査では、手放し期間5年以上のライダーをリターンライダーと定義しており、全体で23.2%、約4人に1人がリターンライダーという結果になった。ちなみに手放し期間が20年以上だと、40代がわずか8.7%、50代では11.7%と約1割。生活環境の変化により、バイクを再入手した層が存在していることが明らかとなっている。
また、排気量別で見ると、401cc以上の大型バイク所有者の約3割が、5年以上のブランクを空けた経験があるということもわかった。
再度バイクに乗り始めた理由としては、第1位が「手放していた間も、ずっとバイクが好きだったから」が49.2%。次いで、「経済的に余裕ができたから」が23.0%、「改めて自分の趣味を持ちたかったから」が18.9%と続いた。
手放した後もバイクへの思いを強く持ち続けていた層が、生活環境の変化によって、改めて打ち込める趣味、自分をカッコよく演出するツールとしてバイクに乗り始めたと言えるだろう。調査結果の詳細は、「バイク王 バイクライフ研究所」のオフィシャルサイトを参照のこと。
運転が久々で不安な人に向け、各地ではリターンライダー向けの講習会も行われている。再びバイクにまたがり、あの頃の自分を取り戻すリターンライダーはますます増えそうだ。
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