沼津港深海水族館の巨大ダイオウグソクムシが3時間で完売

130617_numa_01国立科学博物館にて7月6日(土)より特別展「深海 ─挑戦の歩みと驚異の生きものたち─」が予定されているほか、8月下旬には「NHKスペシャル 世界初撮影! 深海の超巨大イカ」の劇場版が全国で公開予定だなど、全国的に深海生物の人気が高まっている。
中でも最近人気が高い深海生物のひとつが、超大型の等脚類「ダイオウグソクムシ」である。成長すると全長が45cmにもなるというダンゴムシの仲間だ。6月15日には静岡県沼津市の沼津港深海水族館にてダイオウグソクムシのリアルで巨大なぬいぐるみが発売されたが、開館約3時間で売り切れてしまう程の人気ぶりだ。

ダイオウグソクムシのぬいぐるみを発売した沼津港深海水族館は、その名の通り深海がテーマの水族館で、世界でも希少な冷凍個体のシーラカンスが展示されていることで知られている。眼前に広がる駿河湾は最深部が2500mという日本一の深さを誇り、国際的な報道機関や著名なカメラマンが深海調査のために訪れることでも有名だ。
さらに沼津港に水揚げされるトロール漁の獲物には様々な深海生物が混じるなど、ファンにとって一度は足を運びたい聖地のひとつと言える。
沼津港深海水族館のダイオウグソクムシは、1階エントランスすぐの水槽で飼育展示されているだけあって、来館者の印象も強いはず。今回の巨大ぬいぐるみも、ファン待望の商品化といったとこだろう。

気になるぬいぐるみの詳細だが、商品の全長は約55cm。価格は6090円(税込)。“グソク”の語源になった日本の鎧や兜を意味する“具足”を思わせる甲殻のディテールはもちろん、抱きかかえるとワシャワシャ動きそうな歩脚や、深海を泳ぐ(背泳ぎが基本らしい)時に使う遊泳肢も再現。最大の魅力でもある、何を考えているのか分からない黒い複眼もしっかりと再現されており、納得の仕上がりになっていそうだ。
沼津港深海水族館のみの発売で、通販等には対応しないとあって、発売日の朝7時には既に並んでいる人がいたとのこと。同水族館によれば、予想外の人気に慌てて追加発注をかけたものの次回の入荷は未定。夏休みシーズンに間に合うかどうか、微妙なところだそう。
る人はお出かけ前にWebのチェックをお忘れなく。

沼津港深海水族館
http://www.numazu-deepsea.com/

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