環境省が中心となって提唱する「クールビズ」。夏期のビジネススタイルとして定着しつつある取り組みについて、2013年の推奨実施期間が5月1日(水)からと発表された。PRONWEBでもクールビズについては継続してレポートしており、「クールビズを実施している」と回答した人が60%にのぼる一方で、だらしないコーディネイトになるのではと懸念されていることは前回お伝えした通り。
上着を脱ぐ機会が増えるクールビズでは、ビジネスシャツの着こなしが周囲の評価に大きく影響する。清潔感に気を配るのは当然だが、シャツの色柄やディテールにこだわって、スーツ姿とは違った自分らしさを演出すると、クールビズが楽しくなるかもしれない。
自分らしいコダワリのシャツを手に入れる方法のひとつが、世界に1枚だけの、自分自身のためだけに造られた「オーダーシャツ」だ。最近はネットショップでオーダー可能な商品も登場しているが、既製品のビジネスシャツに慣れていると、どこか“特別な人のためのアイテム” のように感じているかもしれない。
オーダーシャツに注目するビジネスマンは、どこに価値を見出し既製品との違いをどのように感じているのだろう。PRONWEB編集部では、ビジネスウェアの老舗ブランド「NEWYORKER(ニューヨーカー)」の協力により、昨シーズンに実施されたオーダーシャツに関するアンケート結果を提供されたので、抜粋してお伝えしよう。
オーダーシャツを注文する理由は、既製品のビジネスシャツに満足できないからなのだが、このアンケート結果によれば、最も多い満足できない理由は「サイズが合わない」ことにあるようだ。もちろん取りあえず“着る”だけならば、既製品で全く問題ないが、洋服を着こなす際の重要なポイントにサイジング(丁度よいサイズ)がある以上、既製品のサイズがベストというケースは非常に稀だ。
アンケート結果では、既製品では「気に入ったデザインがない」「生地が選べない」など、デザイン面の回答も上位に入っているが、見た目だけでなく、着た時の“丁度よいサイズ”を重視している人が多い事実は、ビジネスシャツを着こなすテクニックとして参考にしたい。
特別なオシャレのために選ぶ人もいるだろうが、オーダーシャツの基本は“丁度よいサイズ”で着心地の良さとインテリジェンス溢れるビジネススタイルを演出するもの。決して“特別な人のためのアイテム”ではなく、全てのビジネスマンがメリットを得ることができるアイテムなのだ。
オーダーシャツの心地よさを手軽に楽しむ選択肢のひとつに、「パターンメイドシャツ」がある。これは既製品をベースに、首まわり、裄丈(ゆきたけ:首の付け根に当たる部分から肩を通って袖口までの長さ)や着丈をカスタマイズするもの。
既製品がベースとは言え、例えばNEWYORKERのパターンメイドシャツならば、レギュラーフィットとスリムフィットの2通りが選択可能。さらに4月24日からは手軽なロープライスの生地が選択できるようになったほか、サイズ選びの幅もさらに拡大。ボタンや色糸など豊富なオプションが用意されており、オーダーシャツの経験がある人はもちろん、採寸方法も丁寧に説明されているので購入経験は無いけれど、既製品のシャツに不満がある人には頼れるサービスだ。
また、“丁度よいサイズ”選びに自信が無い人は、NEWYORKERのWEBマガジン『NEWYORKER MAGAZINE(ニューヨーカーマガジン)』を参考にすると良いだろう。
公開中のHOW TOコンテンツ「シャツの選び方 <失敗しないサイズの選び方>」では、サイズ選びの基本となる「首まわり」と「裄丈」にスポットを当て、サイズ選びの良い例と悪い例を紹介している。
パターンメイドの参考だけでなく、今着ているビジネスシャツが悪い例に当てはまっていないかチェックする時にもお勧めだ。
スーツを選ぶ時にはサイズを気にしていても、ビジネスシャツはS、M、Lだけで選んでいるビジネスマンもいるかもしれない。 シャツ姿が目立つクールビズには、自分自身のために造られた“丁度よいサイズ”のビジネスシャツを着こなしてはいかがだろうか。
NEWYORKERパターンメイドシャツ
http://pms.ny-onlinestore.com/
NEWYORKER MAGAZINE「シャツの選び方 <失敗しないサイズの選び方>」
http://www.newyorker.co.jp/magazine/howto/vol09/
NEWYORKER公式オンラインストア
http://www.ny-onlinestore.com/
2013年クールビズ調査レポート「クールビズの功罪」
http://www.ny-onlinestore.com/special/130208_questionnaire_coolbiz/