東京オリンピック開催が来年に迫り、ますます海外からの観光客も増え、日々賑わいを見せる日本の窓口、東京駅。筆者は通勤で東京駅を利用しているため、曜日を問わず観光客の多さを実感するが、仕事帰りに駅ナカのグルメや土産物コーナーをチェックするのがちょっとした楽しみだ。気付けば新しい東京名物が増え、目移りしてしまう。
来年3月15日には、手土産として駅や空港で人気のシーキューブから、「東京百年物語」シリーズの新作「東京百年物語 明治屋ジャムクッキー いちご」が登場する。
「東京百年物語」は、“東京で永く愛された味わいを使って、真の東京土産を創りたい”という思いからスタートし、「東京の100年企業の『あの味』を手土産に」をコンセプトに2017年より販売。
100年企業とは、設立から100年以上経過する企業のこと。第一弾は森永ミルクキャラメルとコラボした焼き菓子「焼きキャラメル」、第二弾はキリンレモンをイメージした「キリンレモン サンドクッキー」、第三弾は明治のプロ用チョコレートを使った「チョコレートマドレーヌ」を発売した。
そして第四弾は、今年134年目を迎える老舗の明治屋とコラボ。明治屋自慢の、新鮮な苺をふんだんに使った「いちごジャム」を使ったクッキーが完成した。
11月下旬、京橋の明治屋本社で行われた新作発表会では、シーキューブおよびアンリ・シャルパンティエ等を展開するシュゼット・ホールディングスの開発担当のほか、開発に携わったパティシエも登壇。開発のこだわりや苦労を語り、また会場に集まった記者の試食用として、パンナコッタに明治屋いちごジャムをトッピングし、飾りつけるパフォーマンスも披露した。
「東京百年物語 明治屋ジャムクッキー いちご」は、「ジャムなのに、果実」というコンセプトで美味しさに定評のある明治屋のジャムを、そのまま味わえることを重視。主役がジャムなので、クッキーは口当たり優しく仕上げるため、適した小麦粉をブレンドしているとのこと。また、火を入れるといちごジャムの香りが飛びがちなため、丁寧な温度調節をして焼き上げているそうだ。
試食用プレートが運ばれてきて、まずクッキーの綺麗なピンク色に目を奪われる。口に含むとクッキーが瞬時にホロホロと崩れて行き、中からはジューシーないちごジャム。クッキーを食べているつもりが、口の中がジャムの甘酸っぱさに占領されるので、ちょっと不思議な感じがするが、これがつまりジャムを味わい尽くすためのクッキーと言うことなのだろう。
一緒に添えられた、いちごジャムをトッピングしたパンナコッタも絶品で、まずプレートが運ばれてきた時にいちごの甘酸っぱい香りが強烈に漂って来たことに驚いた。パティシエのこだわりで、いちごジャムに削ったライムを混ぜていたが(食欲を誘うとのこと)、いちごの甘酸っぱさとライムの爽やかさがマッチしていて感動的な美味しさだった。できればこちらのパンナコッタも商品化して欲しいぐらいである。
お土産選びの基準として、味が美味しいのはもちろん、パッケージも重要な要素。その点、「東京百年物語」シリーズのパッケージは、和風とも洋風とも取れるレトロモダンなデザインで、国内外の旅行者問わず店頭で目を引きそうだ。インスタ映えも間違いなし。駅で買える手軽さも嬉しい。東京旅行の際には、ぜひチェックしてみて欲しい。
「東京百年物語 明治屋ジャムクッキー いちご」は、2020年3月15日(日)より、東京駅ほかで販売予定。価格は5個入り500円、10個入り1,000円、15個入り1,500円(いずれも税抜)。
東京百年物語
https://ccc-c3.jp/100years/