東京都は6月20日(日)に緊急事態宣言が解除され21日(月)から、「まん延防止等措置移行」となった。東京オリンピックを目前にしてワクチン接種も地方自治体や集団接種、職域接種も相まって接種率も高まっている。
ワクチンを接種出来たらと言っても、まだまだ安心はできないので三密を避け、手洗い、うがい、マスクをして感染予防に努めよう。 マスクは、飛沫の拡散予防には有効だが、これからのシーズンは熱中症にも気をつけたいものだ。高温や多湿という環境下でのマスク着用は、熱中症のリスクが高くなる恐れがあるので、屋外では人と十分な距離(2m以上)が確保出来る場合、マスクを外して熱中症対策を行なう事が望ましい。
こんな中、感染予防と熱中症対策が両立でき人の少なそうな場所はどこか?と考えた結果、入園に事前予約が必要な東京都駒込にある日本庭園の六義園を選定した。
緊急事態宣言発令中という事で臨時休園していたが、6月4日より再開されており、WEBによる事前予約で整理券の申込をして雨が降る中散策を行ってきた。
再開後まもなくで、しかも雨降りという事であったため、園内への訪問客も少なく2m以上の距離を充分に保ちつつ、園内を楽しむ事ができた。
雨にぬれた紫陽花や植物の葉がキレイだと思える庭園内には、梅雨の風物詩である手鞠のような紫陽花が見頃を迎えていた。
この六義園は、江戸時代5代将軍 徳川綱吉の側用人 柳澤吉保の下屋敷として造園された大名庭園であったものを明治に入り三菱財閥の創業者、岩崎彌太郎が購入し、関東大震災や東京大空襲の被害も受けたが1953年に国の特別名勝に指定された。
六義園は、春の枝垂れ桜、秋のライトアップによる紅葉などが有名だが、園内の隅々まで手入れが行き届いており年間を通して楽しむ事ができる庭園だ。
交通の便もJR山手線・東京メトロ南北線「駒込」駅下車徒歩7分、都営地下鉄「千石」駅下車徒歩10分というアクセスの良さなので、WEBやスマホで事前予約をして現代に残る大名庭園を散策するのも良いだろう。
尚、緊急事態宣言が明けても、事前予約は当分続くそうなので、HPをチェックしてから出かけよう。(園内散策にはマスク等の着用の事)
Photo&Report Takashi Ohtsuka
【六義園】 https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index031.html
東京都文京区本駒込六丁目
開園時間:午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)
休園日 :年末・年始(12月29日~翌年1月1日まで)
入園料 :一般 300円、65才以上 150円
(小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)
※当面の間は、事前予約制を取っているのでHPの基本情報を参照の事。
交通:JR山手線・東京メトロ南北線「駒込」駅下車徒歩7分
都営地下鉄「千石」駅下車徒歩10分
※駐車場はないので、公共交通機関を利用しよう。