2023年の新年度を迎え4月8日(土)、新1年生を迎えて東京都文京区千駄木育成室で「発明アイディア ワークショップ」が開催された。
今回は、新1年生から4年生までの合計31名が「発明家のタマゴ」に認定された。
この「発明アイディア ワークショップ」は、発明のアイディアを自由な発想で楽しく学ばせてくれる出前の特別授業だ。今回はCASIO G-SHOCKの生みの親である「伊部菊雄」さんが講師となり、世の中にまだないものを生み出す「発明」の考え方や発想のヒントなどを一緒に学び、発明の楽しさ、人の役に立つモノを考える喜びを共に体感した
ワークショップ当日には、テレビのBSチャンネルで4月から始まる新番組『居間からサイエンス』(BSテレビ東京 22:00~22:55)のTV取材も入り、31人の子どもたちは元気いっぱいに課外授業を受けていた。
「発明アイディア ワークショップ」へ参加した児童からは、様々なアイディアが出てきた。
その中には、
えんぴつが、どんなことができたら、もっとたのしくなりますか?という問いに
・書きたいモノを想像してエンピツに書いてと言うと、思ったことを書いてくれる。
・ボタンを押したら音が出て、色のついているボタンを押すとその色で書ける。
・絵や字を書いたら、色んな良い匂いがでてくる。
他には、
うでどけいが、どんなことができたら、いいでしょうか?
・好きなガチャガチャができる腕時計。
・時間と歩数と運動不足を教えてくれて、散歩をしていると音楽が流れる。
・腕時計に今何時と聞くと、時間を答えてくれる。
さらに、
どんなものがあったら、ひとりぐらしのおとしよりは、たのしくなりますか?
・おじいさんの家に魔法の杖があったり、ロボットがいておじいさんをマッサージしてくれる。
・家が温泉に変わったり、AIでマッサージをしてくれる。
など、大人では思いもつかない子どもたちから夢のあるアイディアがたくさん出てきた。
千駄木育成室での発明アイディアワークショップを終えて、伊部先生からの総評では
「みなさんは、とても素晴らしいアイディアを考えてくれました。
今日の3つの内容に関するみなさんのアイディアは、きっと人の役に立つモノだと思います。
そして、その気持ちを忘れずに大人になったら、実際に誰かの役に立つモノを作ってみてください。そうしたら、本当の発明家になれます。今日で、みなさんは発明家のタマゴとなりましたので、大人になって人の役に立つ立派な発明家になってください」と暖かい言葉をかけて、発明アイディアワークショップが終了した。
人の役に立つモノを考える事は、子どもたちにとって夢を膨らませ楽しませてくれる。
私たち大人も、子供時代に考えた役立つモノや自分の夢を思い返してみるのも良いだろう。
子どもたちみんなが発明家
https://hatsumeicontest.jp/workshop/index.html
樫尾俊雄発明記念館