セブン-イレブン記念財団が、脱炭素・生物多様性フォーラムを初開催! 渋沢寿一さんが「人は自然の一部である」を語る。

持続可能な社会。近年、サステナビリティの考え方は社会全体に浸透してきており、積極的に「SDGsとは、どう違うのか」「具体的に、どのようなことに取り組めばよいのか」などを真剣に考え、取り組む企業が増えてきている。

新1万円札の肖像となる渋沢栄⼀の曾孫であるNPO法人「共存の森ネットワーク」理事長の渋沢 寿一氏が、このフォーラムで「人は自然の一部である」をテーマに地球環境や環境保全について語った。「私は、地球環境の問題について、30年前から「人は自然の一部である」と言い続けていますが、当時はだれも耳を傾けてくれませんでした。現在は、様々な企業や行政機関もSDGsを勉強され、取り組んでいます。今後、「経済・社会・環境」の調和により、我々の世界を変革し、環境保全に関わる私たちの役割を改めて考えたいと思います。」という言葉で講演を締めくくった。

脱炭素・生物多様性フォーラム 渋沢 寿一氏 講演

このイベントは、一般財団法人セブン-イレブン記念財団が「森・里・川・海と人と人をつなぐ 脱炭素・生物多様性フォーラム」を企画したもので、出席者は、渋沢寿一氏の他に、人と自然のかかわりについて、日本全国の「セブンの森」「セブンの海の森」で活動する4つの団体(宮城セブンの森、埼玉セブンの森、滋賀セブンの森、阪南セブンの海の森)が参加し、各代表者が自身の活動内容とその魅力について発表した。

会場には、多くの企業のサステナブル活動、SDGsなどの担当者や公務員、地方自治体の職員など多くの方々が来場され、自然と人との結びつきについての認識を共有するなど、活発な質問や意見交換が行われた。

パネルディスカッション

このフォーラムに参加していた大阪府阪南市の水野 謙二市長が、滋賀セブンの森の武田みゆき氏へ、「阪南市は海に面しており、海をキレイにするため子供たちにゴミ拾い(清掃)は楽しいのだよ、という事をどのように伝えたら良いのか」という質問に対し、武田みゆき氏は「子供たちは大人と違い、大人が忘れてしまった心の五感の感覚で色んなゴミを見つけます。ゴミを拾った事に対し、彼らをとことん褒めてあげると、それならもっと探してみようと楽しみながらゴミ拾いをします。大人が教えるというよりも彼らの感覚を褒めて伸ばしてあげると、それを機にゲーム感覚でゴミ拾いをしていきます。もうそれだけで十分だと思います。」という応えに、多くの参加者の方々がうなずいていた。

阪南市 水野 謙二市長

今回のフォーラムでは、今後2030年の生物多様性枠組実現に向けて、国際的な目標やゴールなどについて参加した人と理解を共にして、自然再生活動に必要な人と人のむすびつきを図った活動を行っていくのだそうだ。

セブン-イレブン記念財団  https://www.7midori.org/

NPO法人「共存の森ネットワーク」  https://www.kyouzon.org/

宮城セブンの森 https://www.7midori.org/katsudo/sizen/711forest/miyagi/

埼玉セブンの森、 https://www.7midori.org/katsudo/sizen/711forest/saitama/

滋賀セブンの森  https://www.7midori.org/katsudo/sizen/711forest/shiga/

淡海を守る釣り人の会  https://oumi-fishing.com/shiga-seven/

阪南セブンの海の森 https://www.7midori.org/katsudo/sizen/711forest/hannan/

阪南市 自然共生サイト  

https://www.city.hannan.lg.jp/kakuka/mirai/promotion/SDGs/7843.html

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