前回に続き田中さんの写真展「東京トンボ日記」(埼玉県西川口 Leopoto GALLERY で2月23日(日)まで開催)で展示されているトンボについての撮影方法をお伝えしよう。

トンボを撮影した事のある人なら、止まっているトンボを撮ろうと近づくと、直ぐに逃げられてしまったという経験があるのではないだろうか?

正面を向いているトンボには、カメラを構えたままスッと近づき、手を伸ばしてシャッターを切るのが良いのだそうだ。

そこで、間違っても自分が左右・上下に動いたり、カメラを縦位置や横位置などに構え直すと逃げていってしまので注意しよう。 一旦、後ろに下がってから構え直し、再度トンボへ近づきシャッターを切る。これが、トンボを逃さずに撮影する方法だ。

また、トンボの生態を良く知ることも、良い写真を撮るコツだ。トンボには習性があるため、その習性を知っていれば、様々なトンボの写真が撮れると言う。
さらに、カメラの限界を知り機能を使いこなす事で動きの速いトンボを、絶妙なタイミングで撮影する事が出来るそうだ。 練習もせずには撮れないので、しっかりと練習して素晴らしい作品を撮ってみよう。

田中さんの撮影方法は、今までは、ほとんど手持ち撮影だったそうだが、最近は三脚も多用していると言う。超高倍率やスローシャッターでの撮影は三脚が必須。望遠レンズを付けた重いカメラを長時間持ち続けると、腕が疲れてしまうので三脚に取り付けてチャンスを狙うのも長時間にわたるトンボ撮影をするコツだそうだ。

田中さんの使っている三脚がこのLeopotoショールームに展示されていた。Leopotoは、プロやアマチュアの人たちの間で、クオリティの高さに定評があり多くの方々が愛用しているメーカーだ。


この1月に風景写真家「喜多規子」氏プロデュースによる、コンパクトなモデルの三脚が限定100本で発売された。傾斜地での使用の際にも充分な高さがあり、開脚角度改造サービスなども施されており、しっかりとした安定感がある製品だ。

Leopotoの国内正規輸入代理店である(株)ワイドトレードの上田晃央社長は、「Leopotoのギヤ雲台は、風景写真に求められる、微細な構図作りに必要な調整が容易にできるため多くの写真家の方々に愛用していただいています。」 と語ってくれた。田中氏も「超高倍率撮影ではギヤ雲台が役立っている」と言われている。

田中 博写真展「東京トンボ日記」
【期 間】2025年2月6日(木)~ 2月23日(日)※火・水曜日定休日
10:00~18:00
【場 所】Leofoto
GALLERY
〒332-0021 埼玉県川口市西川口3-33-29 NWビル2F
TEL 048-446-7669
https://www.tombo-tanaka.com/exhibition_2025_tokyo_tombo_diary.html
田中 博 http://www.tombo-tanaka.com/Profile.htm
株式会社レオフォトジャパン https://leofoto.co.jp/
Leofotoショールーム
OM System フォトレシピ 昆虫の撮り方 ~マクロ撮影をマスターする~ 田中 博
https://photolife.jp.omsystem.com/om_photo_life/photo_recipe/recipe02/

