今年は天候不順で桜の開花が遅れた模様ようだ。静岡の春の風物詩である「静岡まつり」が、さくらの満開となった4月4日(金)から4月6日(日)の3日間、駿府城公園を中心に市内各地で盛大に繰り広げられた。

この「静岡まつり」は、400年という伝統をもつ浅間神社の「甘日会祭」に合わせて、昭和32年から開催されている。さらに駿府で徳川家康公が家臣を引き連れ、花見をしたという故事にちなみ大御所花見行列を中心とした祭りだ。
この静岡まつりは、5つの物語から構成されている。
- 大御所に使える家臣団結成の義 「前夜まつり」
- 大御所の呼びかけに応えて駿府城を目指す 「駿府城登城行列」
- 大御所とともに花見に出かける 「大御所花見行列」
- 花見の宴を盛り上げる 「夜桜乱舞・城下さくら通り」
- 天下に戦国時代の終焉を告げる 「大御所観覧手筒花火」
など、普段私たちが直接見る事ができない豪華絢爛の見どころが盛りだくさんとなっている。
初日の4日(金)は、あいにくの寒さと小雨が降ったり止んだりが続いたが、翌日5日(土)は朝から晴天に恵まれ45万もの観客が訪れた。6日(日)は、朝から雨となり多くの催しが中止となったが、それでも3日間で69万人もの人が豪華絢爛の時代絵巻を見ようと訪れた。


桜が満開に咲いている駿府城会場内の各所では様々な催しものが行われており、駿府大演舞場では各団体が様々な踊りやダンス、楽器演奏などを披露し観客を楽しませてくれた。
駿府城外に目を向けると、5日(土)は、快晴の中で本部踟(木花車、咲耶車)、伝馬町当番踟(神武車、暫車)、本部安東踟(稲荷車)の5台の山車が街中を巡行し浅間神社へ勢揃いした。集まった山車の前で、木遣り、お囃子、面踊り、婦人達、小若衆たちにより地踊りが披露された。


静岡まつりの見どころは、大御所花見行列の他に「花魁道中」や「はしごのり」「和太鼓演奏」。追手町会場他では、駿府登城行列や総踊り夜桜乱舞など見どころが多く楽しさ一杯だ。
さらに「駿府鉄砲集火縄銃演舞」や「大御所観覧 手筒花火」などの迫力ある催しものを楽しむことができる。また、子ども夢広場では子ども向けのアトラクションや懐かしい縁日のお菓子やゲームなどがある「駿府子ども城下町」など、子どもから大人まで多種多様の催し物があるので朝から夜まで1日中楽しむ事が出来る。


さくらが満開の中で行われる静岡まつりでは、ファミリーで楽しむことができ ので来年も 出かけてみよう。祭りを楽しむ新しい発見があるかもしれない。
Photo&Report @JTPA TAKASHI OHTSUKA
第69回静岡まつり ~駿府大御所時代絵巻~ 概要
◆期間:2025年4月4日(金)~4月6日(日)
◆会場:駿府城会場(駿府城公園)、青葉会場(青葉シンボルロード)ほか
◆料金:見学無料
◆主催:静岡まつり実行委員会
◆問い合わせ:054-221-0182(静岡まつり実行委員会事務局)
◆WEBサイト:https://shizuokamatsuri.com/
※この情報は2025年「第69回静岡まつり」のもので、来年度の概要は年が明けてからチェックしよう。
駿府踟振興会 https://o-neri.jp/
駿府鉄砲衆の火縄銃演 https://shizuokamatsuri.com/event/matchlock/
公式 静岡のおすすめ観光スポット https://www.visit-shizuoka.com/ 青葉おでん街・青葉横町 https://shizuoka-yakei.com/spot/aoba